ほんじつも裁判傍聴紀<傍聴券を求めて>

-見つめる鍋は煮え立たない-

覚せい剤取締法違反ー<これ誰の作文ですか?>

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トリップして幻想が見えるニコラス

004大丈夫か、その証言 

初めての覚醒罪事犯です。しかも被告は女。なんか悲しい絵が見えてたんですが実際はぶっ飛びものでした。

まさか出廷前に景気付けになんてことはないですよねって雰囲気。態度はいたって謙虚で執行猶予狙いですが、言ってることがマイワールドでした。

裁判官:1人

検察官:1人(若くてソフト)

被告:女(30前後)

弁護人:1人(日焼けEXILE系)

被告は保釈金を払ってるので住居からの出廷です。

 

被告人質問

人定質問のあとに、被告人質問に入りました。

弁護人:

どうして覚せい剤を使用するに至ったか?

今後、使用を止めることはできるのか?

やはり薬物使用の場合ここがポイントになってきます。

 

被告人(女):

シングルマザーの家庭に育ち、中学生の頃より年上と遊ぶことが多かった。

そこでシンナーを覚えた。

一旦は止めれたが美容学校に行くようになりまた吸い出した。

そして鑑別所に入った

 

悪のスタートとしてはまずまずではないでしょうか。いや悪い人間を作ってはいけません。その前にどうにかしないとならない。

 

覚せい剤を打ってどうだったかの質問の答えです。

被告人(女):

「新しい感じ方を覚えた」(スピリチュアル的な)

「人類再生」を考えるようになり、そういう思考にプラスに働き超越する何かに到達できるのを体感した。

 

じぶんはここら辺から冷めてきました。精神世界という四文字にです。

事実そう感じたのかもしれない。そうじゃないのかもしれない。つまり言いようがないからです。

と同時に弁護士と一体になって捻くり出したのではと疑い出しました。

そう、この傍聴あたりから被告の一挙手一投足を疑うようになりました。被告は刑の軽減を望みます。当然です。ただそれが改悛からくるものなのか否かは大きく違います。

情状証人証言:

二人も出てきました。

一人目情状証人A(不動産ファンド):

被告は独特の世界観を持っていて、相談に乗ってもらうこともあった。

(何の?)

おそらくそれらの事(相談)が当人に多大な負荷をかけ、ついにはプレッシャーが大きくなり薬物に逃げるようになったのだろうと思う。

まるで悪いのは私ですと言わんばかり(ファンドというのが怪しいです)

 

検察官:

被告と一人目情状証人Aに質問してます。

「更生できるのか?薬物は常用するようになる。果たして止めれるのか? そうだとしたら何故止めれると言えるのか、根拠は?

きました。当然ですね。

被告人(女):

更生移設に頼る予定。また友人知人もおり職もある。これ以上家族にも迷惑をかけることはできない。 ーこのような内容でした。

一人目情状証人Aには被告との関係を尋ねてます。「どういう関係か?」「不動産ファンドを経営?主催してるとのことですが、どこで何故被告人と?」

おそらくですが、検察官はどこか変な感触を得たのでしょう。

 

情状証人A:

「場所はホテルの一室など。そこへ客を呼ぶこともある。」とのこと。

また被告人のスピリチュアルな感を仕事に生かしてたetc.....

 

求刑1年6月

 

傍聴後の感想

この裁判までは同情する面もあったりしました。ですがワルないしがある被告ほど情状にすがろうとするあまり、備えが万端です。

情状証人、出所後の住まい、仕事など。薬物事犯でいえば薬物依存からの更正の方法など。仲間が多いのかオツトメの心得をよくわかってる。

閉廷後には被告(女)と情状証人やオトモダチなどが廊下で明るくしゃべってました。

国家賠償請求(傍聴券の抽選)

003初めて抽選当たり厳かに入廷12/3 7/27ページ

国家賠償請求なので気合の入った方が大勢来るのかと思いましたが、田舎の静かなおじいちゃん、おばあちゃん達が静かに並んでました。それは東京ではない雰囲気です。

裁判官:3人

検察官:6人(うる覚え)

被告:国

弁護団:6人以上

国家賠償なので被告は「国」になります。

刑務所での治療に問題があったと遺族による訴えです。

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オンラインカジノ―二人の若い被告人

002常習賭博オンラインカジノ 

渋谷109画像

渋谷のマンションの一室でゲーム機を導入し、インターネットカジノでバカラ賭博を開き御用となった事件です。

被告は店長と店員の二人。うち店長は再犯です。

186条1項

裁判官:1名

検察官:1名

被告人:2名(20代二人)

弁護人:2名

情状証人:(各一人)

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