ほんじつも裁判傍聴紀<傍聴券を求めて>

-見つめる鍋は煮え立たない-

裁判傍聴の前に

裁判傍聴ブログ画像

本日も晴天なれど

以前から興味を抱いてた「裁判傍聴」に、とうとう行ってきました。

場所は東京地方裁判所。

しかし素人には最初はハードル高かったですね。

  • どういう手順を踏むのか?
  • なにか申請をするのか?
  • そもそもこんなとこへ一般の素人が行っていいものなのか?

いいんです。

以下ささーっと裁判の流れなども一緒に見ていきたいと思います。

 

裁判傍聴方法とこころえ

撮影は厳禁です!

まず合同庁舎入館

空港と同じく手荷物・身体検査がありますので一旦預けます。

入館すると検索機がありその日の裁判が何号法廷で何時から始まるか探す。

興味を引く裁判があればメモしてエレベーターに乗って移動

 

傍聴券配布の裁判

正面玄関わきで時間になると抽選券が配布されコンピューターで抽選が行われます。

入廷前には荷物を預け番号札を受け取り、ボディチェックを受けます。

(空港よりも厳しいと思えるくらいです)

法廷には報道席が設けられ、開廷前に静止撮影があります。

 

傍聴(一般)

時間が来たら入廷します。

裁判中でも勝手に入って、勝手に出てきても構いません。

小法廷に多いですが、「満席」の札が出てたら入れません。

 

刑事裁判の流れ

1 冒頭手続き

2 証拠調べ

3 弁論手続き

4 結審・手続

 

冒頭手続き

最初に行われる情報確認のようなものですかね。本人確認から始まります。

・人定質問 

(裁判官による本人確認。生年月日・本籍などを尋ねる)

・検察官の起訴状朗読 

・黙秘権の告知 

(裁判官から被告人に終始沈黙することも出来るとの告知)

・罪状認否 (起訴状を認めるか否か尋ねられる)

 

証拠調べ手続

次に証拠手続です。

まず検察官が冒頭陳述で被告人の経歴や犯罪に至る経緯などを明らかにしていきます。

また、裁判員裁判のときなど防犯カメラの録画画像などを使って視覚に訴えたりしますね。これは傍聴人としても非常に分かりやすいです。

 

・検察官による立証 (物や書類、証人など提出)

・被告人質問 (これは検察・弁護側双方が質問しますね)

・情状に関する立証

・証人喚問

 (プライバシーが配慮されるときは廊下から覆われ出廷します)

 

弁論手続

・検察官の論告求刑 (懲役〇年を求刑しますと述べます)

・弁護人の弁論 (情状や執行猶予・無罪を訴えをします。)

・被告人の最終陳述 (「反省してます」など悔恨の状を示します)

結審

裁判官が審理終了を告げ、判決の日程を検察・弁護双方とすり合わせます。

もちろん裁判長自身の日程、それに法廷等の空き時間なども含めて(リアルですね)

 

判決の朗読

刑の言い渡しです。

 

以上のような流れで進みますね。

自分が傍聴した裁判でも、公判が3回で4回目で判決ということはありました。

 

よく裁判は長いということを聞いてたので、4回で結審と聞くとはやっと思っちゃいますが、争わないかつ大きい裁判でなければこんなもんなのでしょうか。